ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

積み重ねと向上心

生徒の成績を上げるためには、結構な労力が必要だ。

ただ、問題を解かせたり、解説をするだけでは学力は定着しない。

理解すべき問題をどんどん与えても消化しきれないし、

モチベーションも下がってしまう。

部活との両立で眠そうな生徒もいる。

そういう状況のなかで、成績を上げていけるか、

これは講師の眼力に関わっていくる。

 

「あっ、この問題はこの生徒にとっては、めっちゃ大事!」

と思ったら、とことん解説をする。

理解を定着させるために、関連問題を日を空けて解いてもらうことにしている。

 

学習塾のサービスは、保護者からは密室で見えづらいものだと思う。

そういう意味では、成績と生徒の勉強に対する態度などからその質を判断されることになる。

一時的にはいくらでも手を抜けるかもしれない。

しかし、それはすぐに評判となり、回復不能な事態となる。

そう、学習と同じように積み重ねと向上心が必要なのだ。

そして、そこに面白味がある。

 

その先の答え

この1ヶ月は様々なことが起きた。

事業を続けていくためには、

起きたことを迅速かつ的確に対処していかなくてはならない。

悲観することは、何も解決してくれないので、無意味だ。

事に対して真摯に向き合うことで、

原点に立ち戻ったり、スタッフとの距離が近づいたりと

中期的にはプラスに働くことが多い。

 

事が起こらない組織は腐敗していく。

課題が発生しないサービスは市場から弾かれる。

事業を続けていくためには、前向きに向き合う事がとても大事なのだ。

 

なので、目の前の難問に及び腰になったり、

将来に対するを選択を放棄するような言動をする生徒を見ると

心の底から心配になる。

 

「そんな考え方では、将来生きていけないよ」

こういう結論だけの言葉は子供達には無意味だ。

大事なことは一緒にその課題に対して向き合ってあげること。

 

難しい問題には、ヒントを与えたり、

選択するにあたり、必要は知識を教えたりと、

とにかく向き合ってもらい、悩み学んでもらうこと。

 

その先に必ず答えがある。

 

 

 

小さな光が生徒の未来を輝かせる

最近、読書量が増えてきた。

ミステリー、ノンフィクション、ホラー、純文学、ビジネスなどなど

特に分野にこだわることなく、

アマゾンで高評価の書籍を乱読している。

 

そのことを妻に言うと

「それは良い本にめぐり会えているからだね」と言われ、なるほどと思った。

やはり何事もポジティブな面がないと続かない。

 

自分の人生を振り返った時、

カウチサーフ(外国人旅行者を無料で自宅に泊めるボランティア)を利用していた時が

一番、英語を勉強した。

自分で事業をするようになってから、日曜日の夜が憂鬱ではなくなった。

 

勉強も同じことだろう。

私の塾には、どちらかというと勉強なんてしたくないという生徒が多い。

そのため、前向きに勉強をしようとする動機付けが必要だ。

小テストを頑張った生徒をほめたり、

難しい説明を理解した時に一緒にやったなという顔をしたり、

とにかくポジティブにならなくてはならない。

 

講師側は、自分が歩んできた勉強生活や勉強方法に拘泥してしまうことがある。

大事なことは生徒の立場に立って考えることだ。

化学のモル計算が単なる個数の計算、割合の計算だと言い切るのは簡単だ。

割合の概念をなんとなくやり過ごしてきた生徒にとって、化学の計算問題はしんどい。

生徒が完璧に理解するまで何度も根本から話し、問題演習を繰り返す。

「あっ、なるほど。わかった」という輝きが全てだ。

その小さな光が生徒の未来を輝かせると信じている。

生徒達の光を絶やしてはいけない。

 

 

 

 

講師の質を上げていくこと

講師の質を向上し続けるために必要なことは

  1. 講師が体力的にも精神的にも余裕を持って授業ができる。
  2. 自分の指導に改善の余地があることを常に認識している。

だと思う。

 

まず、講師に余裕がないと授業に活気がなく、つまらない。

学習塾は学校よりも密度の濃い授業が求められているので、

講師はかなりの気概を持って授業に臨む必要がある。

巻き戻しは許されない。1秒1秒が真剣勝負でなくてはならない。

 

レック学習塾では、45分と長めの休憩を取ってもらうことにした。

また、休憩中に教室にいると気分転換ができないと考え、

Quoカードを渡し、近くにファミレス等で一服してもらうようにしている。

この制度導入してから、なんとなく講師に余裕が生まれ、

意識が自分だけでなく、外にも向いてきた印象がある。

 

また、講師は自分が勉強してきた方法に絶対的な自信があり、

それを高らかに語り、授業に反映しがちだ。

しかし、講師がしてきたような学習方法がどの生徒に合うわけもなく、

何よりも生徒が積極的に勉強をする気持ちがあるわけでもないことを認識しなければならない。

説明の方法も生徒にヒットする時と、ヒットしない時がある。

自分の指導方法には、まだまだ改善の余地があることを素直に認め、

常に改善していくことが大事だ。

 

この点については、なかなか自分自身ではわからないと思うので、

私の方から指摘することにした。

これまでは経験豊富な講師の自主性に任せていたが、

第三者である私が客観的な視点から意見を言うことは大事であると認識するに至った。

なので、これからはどんどんと意見を言おうと思う。

それを聞いて、各講師がどのように対応をしていくかは見守っていくつもりだ。

 

自分自身も塾経営、指導方法について改善の余地が常にあると考え、

改善していきたいと思う。

 

 

正社員講師を中心に経営していくこと

今月から正社員スタッフが1名、入社してくれた。

英語専門塾での経験が豊富で、高校数学にも対応出来る優秀な先生だ。

当塾の理念(母子家庭制度など)に共感して応募してくれたようだ。

 

しかし、塾経営で正社員講師のみで運営するのは、なかなか難しい・・

 

と言いたいところだが、本当にそうだろうか。

確かに社会保険や賞与、有給などアルバイトなら不要な経費が多くかかる。

これから給与を上げていかなくてはいけない(つまり塾として売上を上げていかなくてはならいという)プレッシャーもある。

しかし、それ以上のプラスがあると考えている。

 

抽象的な言葉になってしまうが、「安定性」だ。

 

年中、アルバイト講師を探す手間もないし、

責任ある仕事もどんどん任せることができる。

働く側も安心して働けるので、仕事に集中できるのではないだろうか。

 

そして、経験やノウハウが塾に蓄積し、塾全体の厚みが増してくる。

アルバイト講師が中心だと出入りが激しく、

塾としての経験値は溜まりづらいのではないだろうか。

 

と、まだ2年目の経営で何を言っとるんだと一喝されそうだが、

経営の記録として書いてみた。

 

 

 

 

生徒がカンニングをしていて思ったこと

とある生徒がカンニングしていた。

一瞬、目が合い「しまった」という顔をしていた。

見たときは、コラコラという気持ちだったが、

すぐに申し訳ない経験をさせてしまったと考え、落ち込んだ。

 

勉強は自分のためにするものだ。

数年後の入試に向けて、基礎力を付けるために小テストをするわけだが、

カンニングをして満点を取っても意味がない。

むしろ、自分が覚えていない事項はどこかを確認するために、

間違った問題をやり直すことに価値がある。

そんな基本的な認識も私は生徒たちに伝えられていなかったのだ。

 

私は、生徒の尊い人生において、「カンニング」という経験をさせてしまったことを強く反省したい。

 

勉強に対する姿勢を教えるのは、講師の責任であり、

自分がこのフレック学習塾を設立した目的の一つでもある。

 

何のために勉強するのか、

その先に何があるのか、

これからしっかりと伝えていきたいと思う。

台風でも塾を休みにしなかったのは

昨日は台風でした。

生徒の安全を考えて、全コマ休講という決断もできましたが、

当塾は、

「講師はスタンバっているので、各自の判断で来塾ください」

というスタンスを取りました。

 

確かに、暴風等で危険なことがあるかもしれませんが、

時間帯や塾までの距離を考えたら、十分に来れる生徒さんもいます。

 

昨日は7割くらいの生徒さんが来塾し、

いつもどおり勉強をしていただきました。

さすがに一番の暴風時は誰も来ませんでしたが、、、、

 

なんでもそうですが、

危険(リスク)を認識しながら、

日々の行動を続けることは大事です。

 

外に出ると犯罪に巻き込まれる危険が

知らない人と会うと騙される危険が

スポーツをするとケガをする危険が

 

日々、危険と隣りあわせて生活をしており、

これからはもっと潜在的な危険が増えるでしょう。

 

危険から遠い世界で住めば住むほど、

何も成し得ない人生になるわけです。