ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

日々の生活に余裕があること

この数ヶ月、生徒数が増えている。

あいかわらず広告を打っていないし、3階に教室を移動させたことで視認性は低下したわけで、入り口は狭くなっているはずだ。

 

一方で教室は3倍に広くなり、自習席が充実している。自習席の机は、各々が独立しているので、隣の生徒との距離感に苦労することはない。

段々と利用者も増えてきている。

 

学習塾のミッションとしては

・学習量を増やす

・自分で勉強する力を付ける。

・成績(学力)をあげる。

ということであり、学習環境と講師力が重要。

だとしたら

路面店よりも人通りが少ない落ち着いたところ

・広告費をかけずに講師の給料を上げる。

など、ひたすら授業の質を上げていけば良いのだ。

双方、望みもしない面談や説明会などいらない。

会議なんかも頻繁に、ましてや定期的にする必要もない。

いろいろなことに手を出しすぎた結果、疲れてしまって授業にならないなんて論外。

「忙しい」とか「寝てない」なんて言っている講師はプロ失格だ。

 

授業に集中するために日々の生活は余裕を持ちたいものだ。

 

 

私なりの「働き方」

生徒の数がまた増えてきた。

季節的な要因もあると思うが、ある保護者の方が当塾をオススメしていただいているようだ。

とてもありがたい話であり、期待を裏切ってはいけないと思っている。

 

開業から一貫して、広告は打たない方針で来ている。

さらに今年から教室を3階に移し、道路からの視認性はゼロに近い。

教室は4倍近く広くなったが、外からはわからない。

一般的に学習塾の運営で必要とされる業務をかなり削った。

  • 塾内の会議はほとんどしない。
  • 学校や教材会社の説明会などに出席しない。
  • 定期の保護者面談や保護者会は実施しない。
  • ビラ配りはしない。

えっ!大丈夫?やる気あるの???とか言われそうだが、

無駄な気力や体力を浪費するよりも指導の質を上げたいと考えている。

 

塾が始まるまでの時間(だいたい16時くらい)は、自分のために時間を使っている。

睡眠をしっかりとり、食事も全て自炊している。

散歩をしたり、友人と会って話をしたり、趣味に没頭したりしている。

そのおかげで塾の指導時間は、かなり集中できている。

当塾の指導は、その場で質問を受けて解説をする流れなので、前もって準備はできない。

生徒の理解度や性格にあわせて説明する方法や言葉を変えて対応する必要がある。

指導はまさに「生もの」。一瞬の勝負だ。

指導に全集中力と体力を注げれば良いと考えている。

 

20代の時と比べて仕事時間は半分以下だが、集中力は格段に上がった。

組織に縛られることなく働いてきた経験から得た、私なりの「働き方」だ。

 

学ぶ環境、教える環境

新学期が始まり、新しい生徒に続々と入塾いただいている。

教室も1階を完全になくし、3階のみとした。

認知度向上としては1階の方が断然に良いと思うが、

3階の方が広くてのんびりしていて良い。

生徒にとっても落ち着いて勉強できる環境だろう。

今年度は、逆転合格を目指す高3生が複数いるため、楽しみだ。

やはり、理系の大学受験組を教えるのは楽しい。特に物理。

教える側もストレスなくいることが大事だ。

塾講師の仕事

入試や定期テストが終わり、新規の入塾を検討する体験生が増えてきた。

広告など一切出していないので、看板を見てくれたり、

口コミで来ていただけるのはありがたいことだ。

目の前の生徒の指導に全力を注ぐことが最大の集客になる。

これは開業してから一貫している考えで、西ケ原教室の教室長とも共有している。

 

しかし、この全力というのが案外難しい。

生徒によって、何が最適な指導なのか、しっかりと見極めなければならない。

例えば、保護者の方から「もっと勉強するように言ってください」と言われたとする。

そして、その通り生徒に「もっと勉強するように」と言ったとしても効果はないだろう。

学習計画を立てても一週間も持たないだろう。

第一、勉強しなさいと言われて勉強する生徒は少数だ。

 

勉強習慣がない生徒には、とにかく「解ける」「わかる」喜びを感じてもらうことが重要であると考えている。

誰だって謎が解けたら嬉しいはずだ。

全く解けなかった数学の問題を一人で解けるようになったり、

難解な物理の原理を理解できたなら、

これまでの人生で少ない種類の感動を覚えるだろう。

「そういうことか!」と自然と言葉が出てくるのはその所以である。

 

それが講師の仕事なのだ。

中学受験を終えて

中学入試が終了し、当塾からも逆転合格をした生徒や、

惜しくも合格できなかった生徒などその結果は分かれた。

 

みんなよく頑張っていたので、

全員が第一志望に合格して欲しかったが、

それは周りの受験生も同じこと。

自分を責める必要はない。

 

当日の体調や試験との相性など、

色々な理由があって、結果が出たわけだ。

 

中学受験は、小学4年生くらいから本格的に準備に入る。

小学校生活の半分以上を使って受験に費やしたわけだから、

不本意な結果を受け止めるのは簡単ではない。

 

しかし、4月からは中学生になる。

自分や周りの個性に目が行き、色々なことに悩み苦しむ

その時、小学校で経験した受験勉強を思い出してほしい。

努力というものが言葉以上に大切なことも。

 

まだ始まってもいない。これからだ。

 

学習塾の指導方針を大幅に見直した

学習塾の指導方針を大幅に見直した。

この半年、動画等の教材を活用するなどして直接指導以外のものを試みたが、

結論としては、優秀な講師の指導に勝るものはないということだ。

自習室で黙々とチャート式やサクシードを解いている高校生を見て、

これまで通りに

 

参考書・問題集+質問に答えてくれる講師

 

で運営していこうと思った。

 

塾の経営で重要なことは

保護者の方からいただいた大切な授業料を何に配分するのかという点だ。

 

 

うちはズバリ「授業の質」

 

よって、広告費はかけないで、講師の給料は上げていく。

という結論になるわけだ。

 

当塾に興味のある方、お待ちしています。

 

場を作るということ

無事に冬期講習が終了した。

この時期の受験生の集中力はすごいものがあり、休みを一切挟まず5時間くらい指導を続けることができた。

まだまだ厳しいラインにいる生徒もいるが、試験前日まで学力は上がるものなので、引き続き頑張ってほしい。

 

冬期講習前に忘年会を開催した。

12名もの講師が参加してくれて、実に楽しい時間となった。

普段見ることができない顔をお互い見せ合うことでグッと距離が縮まるものだ。

企画した時は、みんな来ないかな、と思っていたが、

ほとんどの講師が参加してくれて正直、驚いた。

最近の若者は内向的と言われて久しいが、

誘えばきちんと調整してくれる。

大人が誘っていないだけなのかもしれない。もしくは余裕がない。

 

場を作るのは大人の仕事だ。