ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

行動したことで新しい可能性を掴む

当社は副業を推奨している。

塾以外の接点を持つことで講師としても成長してほしいからだ。

そのため、当塾では授業前に会議をしたり、生徒獲得のためのビラ配り等の業務は一切おこなっていない。

授業に集中してもらいたいし、何よりも空いた時間を有効に活用してほしいと考えている。

しかし、空いた時間を有効にと言われても何をしたら良いのかわからない、という人も多いだろう。

 

自分が何ができるのか、何をしたいのか、世の中が何を求めているのか、

そんなことを考えるだけでも良い勉強になる。

そして、そこに行動が加わることで日々の生活が充実してくるのではないだろうか。

 

西ヶ原教室長の高橋君が学びエイドという動画授業サイトで講師を始めた。

特に私が勧めたわけでもなく、自分から提案して講師になったようだ。

本人曰く、まだまだ荒削りなところが多くこれから改善していきたいとのこと。

彼は行動することで新しい可能性を掴んだわけだ。

とても素晴らしいことだし、影ならがら応援したいと思う。

 

www.manabi-aid.jp

 

問いかけ続けて

夏期講習が無事、終了した。

それぞれの生徒がよく頑張ったが、今年は高校生が特に頑張った印象だ。

自分がどの科目のどの分野が苦手なのかを把握し、

どのような勉強が必要なのかを自覚している生徒が増えた。

やっと自分がすべき勉強を問いかけ続けた効果が見えてきたようだ。

これはとても嬉しいこと。

 

塾運営としては、来年あたりから景気後退が来そうな予感がするので、

いろいろ準備していこうと思う。

学習業界は景気に関係ない(むしろ不景気の方が先行き不安から活況になる)と言われているが、歪みはいろいろなところで出てくるものだ。

 

塾経営も何が必要なのか、常に問いかけ続けなくてはならない。

 

 

日々の生活に余裕があること

この数ヶ月、生徒数が増えている。

あいかわらず広告を打っていないし、3階に教室を移動させたことで視認性は低下したわけで、入り口は狭くなっているはずだ。

 

一方で教室は3倍に広くなり、自習席が充実している。自習席の机は、各々が独立しているので、隣の生徒との距離感に苦労することはない。

段々と利用者も増えてきている。

 

学習塾のミッションとしては

・学習量を増やす

・自分で勉強する力を付ける。

・成績(学力)をあげる。

ということであり、学習環境と講師力が重要。

だとしたら

路面店よりも人通りが少ない落ち着いたところ

・広告費をかけずに講師の給料を上げる。

など、ひたすら授業の質を上げていけば良いのだ。

双方、望みもしない面談や説明会などいらない。

会議なんかも頻繁に、ましてや定期的にする必要もない。

いろいろなことに手を出しすぎた結果、疲れてしまって授業にならないなんて論外。

「忙しい」とか「寝てない」なんて言っている講師はプロ失格だ。

 

授業に集中するために日々の生活は余裕を持ちたいものだ。

 

 

私なりの「働き方」

生徒の数がまた増えてきた。

季節的な要因もあると思うが、ある保護者の方が当塾をオススメしていただいているようだ。

とてもありがたい話であり、期待を裏切ってはいけないと思っている。

 

開業から一貫して、広告は打たない方針で来ている。

さらに今年から教室を3階に移し、道路からの視認性はゼロに近い。

教室は4倍近く広くなったが、外からはわからない。

一般的に学習塾の運営で必要とされる業務をかなり削った。

  • 塾内の会議はほとんどしない。
  • 学校や教材会社の説明会などに出席しない。
  • 定期の保護者面談や保護者会は実施しない。
  • ビラ配りはしない。

えっ!大丈夫?やる気あるの???とか言われそうだが、

無駄な気力や体力を浪費するよりも指導の質を上げたいと考えている。

 

塾が始まるまでの時間(だいたい16時くらい)は、自分のために時間を使っている。

睡眠をしっかりとり、食事も全て自炊している。

散歩をしたり、友人と会って話をしたり、趣味に没頭したりしている。

そのおかげで塾の指導時間は、かなり集中できている。

当塾の指導は、その場で質問を受けて解説をする流れなので、前もって準備はできない。

生徒の理解度や性格にあわせて説明する方法や言葉を変えて対応する必要がある。

指導はまさに「生もの」。一瞬の勝負だ。

指導に全集中力と体力を注げれば良いと考えている。

 

20代の時と比べて仕事時間は半分以下だが、集中力は格段に上がった。

組織に縛られることなく働いてきた経験から得た、私なりの「働き方」だ。

 

学ぶ環境、教える環境

新学期が始まり、新しい生徒に続々と入塾いただいている。

教室も1階を完全になくし、3階のみとした。

認知度向上としては1階の方が断然に良いと思うが、

3階の方が広くてのんびりしていて良い。

生徒にとっても落ち着いて勉強できる環境だろう。

今年度は、逆転合格を目指す高3生が複数いるため、楽しみだ。

やはり、理系の大学受験組を教えるのは楽しい。特に物理。

教える側もストレスなくいることが大事だ。

塾講師の仕事

入試や定期テストが終わり、新規の入塾を検討する体験生が増えてきた。

広告など一切出していないので、看板を見てくれたり、

口コミで来ていただけるのはありがたいことだ。

目の前の生徒の指導に全力を注ぐことが最大の集客になる。

これは開業してから一貫している考えで、西ケ原教室の教室長とも共有している。

 

しかし、この全力というのが案外難しい。

生徒によって、何が最適な指導なのか、しっかりと見極めなければならない。

例えば、保護者の方から「もっと勉強するように言ってください」と言われたとする。

そして、その通り生徒に「もっと勉強するように」と言ったとしても効果はないだろう。

学習計画を立てても一週間も持たないだろう。

第一、勉強しなさいと言われて勉強する生徒は少数だ。

 

勉強習慣がない生徒には、とにかく「解ける」「わかる」喜びを感じてもらうことが重要であると考えている。

誰だって謎が解けたら嬉しいはずだ。

全く解けなかった数学の問題を一人で解けるようになったり、

難解な物理の原理を理解できたなら、

これまでの人生で少ない種類の感動を覚えるだろう。

「そういうことか!」と自然と言葉が出てくるのはその所以である。

 

それが講師の仕事なのだ。

中学受験を終えて

中学入試が終了し、当塾からも逆転合格をした生徒や、

惜しくも合格できなかった生徒などその結果は分かれた。

 

みんなよく頑張っていたので、

全員が第一志望に合格して欲しかったが、

それは周りの受験生も同じこと。

自分を責める必要はない。

 

当日の体調や試験との相性など、

色々な理由があって、結果が出たわけだ。

 

中学受験は、小学4年生くらいから本格的に準備に入る。

小学校生活の半分以上を使って受験に費やしたわけだから、

不本意な結果を受け止めるのは簡単ではない。

 

しかし、4月からは中学生になる。

自分や周りの個性に目が行き、色々なことに悩み苦しむ

その時、小学校で経験した受験勉強を思い出してほしい。

努力というものが言葉以上に大切なことも。

 

まだ始まってもいない。これからだ。