ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

夏期講習を通して感じたこと

夏期講習も今週で終了。

毎年のことながら早いなぁと思う。

生徒および講師陣は完全燃焼できたかどうかは個々に振り返り、9月以降の活動につなげてもらいたい。

もし不完全燃焼に終わってしまった人は、1日の過ごし方を改めるべきだろう。

半年や1年の計画を立てても遂行できないのであるならば、

一日もしくは半日の「TO DOリスト」を作るべきだろう。

その瞬間を大事にする

数分の積み上げが1日を作り、1日の積み上げが人生を作っていくもの

それを強く感じた夏でした。

 

匂いで学習を前向きにできるのか

来週から夏期講習が始まる。

この数ヶ月で受験生が多く入塾してきたので、それなりに気合が入っている。

受験は最後は自分次第であり、どれだけ勉強したか「量」で決まる。

当塾としては気持ちよく勉強してもらえる環境を作ることが大事だと考えている。

 

先日、「匂い」を専門とする会社さんから「集中力を高める匂い」の提案を受けた。

アロマオイルを教室に拡散することで、集中力を高めるという商品だ。

いろいろ興味深いデータ見せてもらったので、この夏に試してみることにした。

リラックスできる、集中が高まる匂い。

香りには前向きになる効果もあると聞いている。

教育業界もいろいろとツールが出てきたが、何事も試してみたいと思う。

 

比較検討できるように月、火、水のみ集中力が高まるアロマを香らせます。

興味のある人は、香りに来てみてください。

小規模でフラットな組織で必要なこと

小規模でフラットな組織では、状況報告だけで仕事は完結しない。

 

「今日、こんな問題がありました」

「よし、じゃあ一緒に対策を考えよう!」

 

このようなプロセスは小規模でフラットな組織では非効率で、

 

「今日、こんな問題が発生したため、このように対応したいと思います」

「了解した。〇〇を気をつけて実行してくれ」

 

が望ましい。

 

事態を知っているものが対応策をまずは考えるのが望ましい。

そのためにリーダーとしては

 

・とにかく対応策を自分で考えさせる。

・失敗しても責めない。責任はリーダーが取る。

・作業量が無駄に増える非効率な改善策は修正を促す。

 

ことだ大事になってくるだろう。

 

最後は自分一人の戦い

新規に入塾を検討される体験生がポツポツと増えてきた。

当塾は新学年に向けて、特別に折り込みチラシを入れるなど派手な広告を打たない。

そんな時間があるなら既存の生徒の指導に力を入れたいからだ。

自分達の塾が何を重視しているのかは、講師間でしっかりと共有していく必要がある。

わかっているつもりでも、日々の意識が行動を決めるため、

その継続は簡単なことではない。

・時間を大事にする。

・健康に気をつける。

誰もがその重要性を知っていても、そのための行動は続かない。

それは意識が甘いからだ。

日々、継続できる意識が必要となる。

学習指導の場で必要な意識は

 

「この生徒が自分一人で解けるようになるのか」

 

だと思っている。

わかりやすい図を書いて説明して、わかった気にさせても本番で一人で解けない。

解きやすい解法を教えても、少し題意を変えられると解法を微修正できない。

そんな指導は不完全だ。

とにかく生徒に悩ませ、考えさせること、そして考えたこと、悩んだことを褒めることも大事だ。

 

何事も最後は自分一人の戦いになる。

中学、高校生にもなって親がべったりと学習管理をしているのなら、

「一人の戦い」という貴重な経験を奪っていることになる。

 

この時期にすべきこと

 

学習塾にとって、「受験」が特別なものになってはいけない。

指導というのは、日々の積み重ねであり、1問1問の積み重ねである。

1問でも生徒の理解が浅いままにしておくと、それが常態化してしまう。

小学校や中学校の勉強で浅い思考のままに勉強をやり過ごしてしまうと、

後々に取り返しのつかないことになってしまう。

1問の理解を重視することで、それが積み重なり飛躍的に学力が向上していく。

それをサポートするのが学習塾の役割だ。

 

では、教える側の人間はどうなのだろうか。

目の前にある問題に対して、深い思考をすることなく、適当にやり過ごしてしまってはいけない。

深い思考のもとに判断、実行していかなくてはならない。

学習塾運営者にとって、最も時間の余裕があるこの時期に何をすべきなのか、

考えて行動したい。

今年の1年は試練の年になる

あけましておめでとうございます。

この年末年始は株式相場が荒れるなど、政治経済ともに試練の年になりそうだ。

一般的に教育業界は、不況の影響を受けない、むしろ不況時には将来不安から学習期待が高まり、ニーズが高まると言われている。

当塾のような弱小企業はマクロ経済よりも局所的な要因で影響受けることの方が多いだろう。

 

そんな当塾に1月より正社員が1名加入した。

4月にもあと1名加入予定で、強固な塾を作っていきたいと思っている。

学習塾は塾長一人の馬力で運営しているところが多いが、その力には限界がある。

常に安定的に学習できる環境を提供することが重要だと考えている。

そのためには正社員のスタッフが個々の力を発揮し、塾を盛り上げてくれることが必須だ。

現スタッフも含め新加入の2人もかなり優秀だ。

10の作業に10の説明をしなくても良い。

人材難と言われる塾業界にあって、かなり恵まれていると思う。

このメンバーで良い塾が作れなかったら、経営者失格だと考えている。

今年は私にとっても試練の1年になりそうである。

 

学習習慣を身につけるために

学習習慣を身につけるために塾ができることは何か?

当塾もあれこれと試行錯誤を重ねている。 

 

一つは「小テスト」の実施。

真面目な生徒は、満点を取るためにしっかりと勉強してくる。

小テストは勉強のペースメーカーになりうる。

ただ、小テストは塾側の管理のもとの学習。自発的ではない。

 

次にクラス分けや順位を公表することでやる気を植え付ける方法。

負けず嫌いの生徒には大きな刺激となり、自分でどんどん勉強するようになる。

ゲーム感覚で勉強を続け、大学受験まで突っ走ることもある。

しかし、一度の挫折で勉強が嫌いになったり、

大学入学以降の自発的な学習が求められる際に落ちこぼれる人もいる。

常に競争性があるわけではない。

 

そして、私がもっとも力を入れている「わかる喜び」

「考えること」「わかること」に対して楽しい・面白いという想いがあれば、

大学受験でも、社会に出ても前向きに問題に取り組める。

全てを管理されて勉強しても中学ぐらいまでしか勉強は伸びない。

高校生になっても管理されていることに慣れきっているので、

自分で問題集さえも選べない状況になる。

大学受験は受験する大学や学部、受験制度によって勉強の方法は全然違う。

自分で情報収集して、最適の勉強方法を獲得できたものが最短で合格する。 

この経験が大きな財産となるわけだ。

 

悩んで学んで自信をつけて欲しい。