自分が目にした情報に疑いを持てるかどうか
前職の関係で、とある金融系企業のお手伝いをしています。
塾の他にも異業界に関われるというのは、
とてもありがたいことです。
その会社と通して、よく思うのは、
世間にはありえない儲け話に引っかかる人がいるんだなということです。
「確実に利益が出る方法!」などと書かれた高額商材を購入してしまう人が未だにいます。
こういう情報に対して、「なんかおかしい」と思えるかどうか、とても大事な分別です。
先日、算数の文章問題を小学生に教えていたところ、
バスの全長を450メートルと回答していた生徒がいました。
あきらかに計算ミスですが、私はそれよりも「バスの全長が450メートルって・・」というリアクションをしました。
これはとても大事な気づきを伝えています。
自分が目にした情報に疑いを持てるかどうか、
小学生段階の学習からその能力を身につけることができます。
この時期に自分が目にした情報に対して、
冷静に判断できるかどうかというのを鍛えることはとても大事です。
私は日々の塾運営において、「この問題は答えを出すことよりも、
おかしい、こうではないかと気づくことが大事な問題だ」ということを強調する時があります。
将来、しょーもない商品を買わされるような大人になってほしくありません。
自分にとって必要なことに対してのみ、
貴重な時間やお金、そして自分の精神を消費してほしいからです。
本日から夏期講習が始まりました。気合い入りまくりです。
夏期講習、まだまだ募集です!