寛容さと適合性を身につける場として
当社が運営する塾は、寺子屋のような指導形態なので、
実に様々な生徒さんが一緒に勉強しています。
大学入試の難しい媒介変数を勉強している横で、
都立のトップ高を目指して、確率を勉強している子がいます。
高校生にとっては、中学生や小学生には負けてられないと思うでしょう。
中学生にとっては、その先の勉強にイメージが持て、
点ではなく線で勉強することができます。
また、アルバイトしながら大学受験を目指す浪人生もいます。
每日、アルバイトをした後に塾に来て、
遅くまで勉強されているわけですが、やはり気合の入り方が違います。
自ら身銭を切って勉強している生徒がいることは、
他の生徒さんに対して良い刺激になっています。
今年のセンター試験の第一問の論説文である
「キャラ化する/される子どもたち―排除型社会における新たな人間像」は、
キャラという「個性」の有用性と異質なものを排除する個人につい述べたものでした。
個人的にとても良い文章だと思い、早速図書館で原作を借りて読みました。
作者が後半で述べている「異質なものと接することへの慣れ」は、
大いに共感しました。
当塾は、生徒たちが、社会への「寛容さ」と「適合性」を身につけてくれる場であり続けたいと思います。