ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

純粋に勉強できるという幸せ

先日、ふと思ったのは、

この歳で、勉強できるって幸せ

ということ。

 

私の塾では、

時折、即答できないような難しい質問してくる生徒がいる。

理科・社会は、インターネットや辞典などを使って、

答えだけなら、すぐわかる。

しかし、生徒たちに必要なのは、その根拠や背景、理論だ。

それを理解したうえで、わかりやすく説明する必要がある。

これは結構、勉強になるし、そうだったんだと今更、感動することもある。

 

数学などはできる限り、生徒と一緒に解くようにしている。

思考プロセスを共有したいからだ。

問題文の条件や式の変形を一緒にすることで、

「あっ、ひらめいた」「ここがポイントや!」

みたいな感動を一緒に味わうことが大事だから。

そして、中盤からは生徒に解かせて、解ける喜びは生徒に渡すことにしている。

 

先日、面積比の問題が解けないと質問を受けた。

途中まで私が、相似や合同を用いて、各辺の比を導いていたら、

途中から生徒が、解法の流れに気づき(私より先に)、

正解にたどり着いたことがあった。

生徒はとても嬉しそうな顔をしていたが、

私も同じくらいに嬉しかった。

 

この歳になって、中高生と数学や物理の難問を解きあえるなんて、

とても幸せなことだと思った。