純粋に勉強できるという幸せ
先日、ふと思ったのは、
この歳で、勉強できるって幸せ
ということ。
私の塾では、
時折、即答できないような難しい質問してくる生徒がいる。
理科・社会は、インターネットや辞典などを使って、
答えだけなら、すぐわかる。
しかし、生徒たちに必要なのは、その根拠や背景、理論だ。
それを理解したうえで、わかりやすく説明する必要がある。
これは結構、勉強になるし、そうだったんだと今更、感動することもある。
数学などはできる限り、生徒と一緒に解くようにしている。
思考プロセスを共有したいからだ。
問題文の条件や式の変形を一緒にすることで、
「あっ、ひらめいた」「ここがポイントや!」
みたいな感動を一緒に味わうことが大事だから。
そして、中盤からは生徒に解かせて、解ける喜びは生徒に渡すことにしている。
先日、面積比の問題が解けないと質問を受けた。
途中まで私が、相似や合同を用いて、各辺の比を導いていたら、
途中から生徒が、解法の流れに気づき(私より先に)、
正解にたどり着いたことがあった。
生徒はとても嬉しそうな顔をしていたが、
私も同じくらいに嬉しかった。
この歳になって、中高生と数学や物理の難問を解きあえるなんて、
とても幸せなことだと思った。