指導距離が遠くなることのメリット
年初から当塾に距離的に通塾できなくなった生徒をLINEで指導をしている。
これが結構、良い効果を生んでいるようで、
生徒からの質問の質が格段によくなっている。
LINEでは主に画像や文字だけのやり取りとなるのでとてもシンプル。
生徒からの質問からその日の指導が始まる。
ちゃんと質問をしないと私に伝わらない。
よって、解説のこの部分がわかりませんとピンポイントに質問をしてくれている。
逆を言うとある程度まで解説を読み込んでから質問をしてくるので、
明らかに自分の頭で考えてから質問している。
私はわかりやすい動画授業を主とした勉強は反対だ。
問題を通して自分の頭で考えることが大事であり、そこに一番時間を使うべきである。
そもそも勉強というのは、わかりにく社会に出ていく子供達に思考という武器を身に付けてもらうためのものだと思っている。
関数の最大値が求められなくても社会で生きていける。
最大値を求められることが重要ではなく、求められるようになるまでのプロセスに学びがあるのだ。
そのプロセスに教える側がズカズカと入り込んで、生徒の思考を奪ってはいけない。
LINEというシンプルなツールが生徒と指導側に程よい距離感を生み出してくれた。
LINE等を使った遠隔の指導もそれなりのメリットがあるのだ。