ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

指導距離が遠くなることのメリット

年初から当塾に距離的に通塾できなくなった生徒をLINEで指導をしている。

これが結構、良い効果を生んでいるようで、

生徒からの質問の質が格段によくなっている。

LINEでは主に画像や文字だけのやり取りとなるのでとてもシンプル。

生徒からの質問からその日の指導が始まる。

ちゃんと質問をしないと私に伝わらない。

よって、解説のこの部分がわかりませんとピンポイントに質問をしてくれている。

逆を言うとある程度まで解説を読み込んでから質問をしてくるので、

明らかに自分の頭で考えてから質問している。

 

私はわかりやすい動画授業を主とした勉強は反対だ。

問題を通して自分の頭で考えることが大事であり、そこに一番時間を使うべきである。

そもそも勉強というのは、わかりにく社会に出ていく子供達に思考という武器を身に付けてもらうためのものだと思っている。

関数の最大値が求められなくても社会で生きていける。

最大値を求められることが重要ではなく、求められるようになるまでのプロセスに学びがあるのだ。

そのプロセスに教える側がズカズカと入り込んで、生徒の思考を奪ってはいけない。

 

LINEというシンプルなツールが生徒と指導側に程よい距離感を生み出してくれた。

LINE等を使った遠隔の指導もそれなりのメリットがあるのだ。

 

 

新型コロナウイルスの対応について

明日以降も通常通り授業を実施し、自習室も開放いたします。

状況次第で遠隔での指導となる場合もあります(skype、LINE、メールなどを利用)。

最新の情報は塾のホームページでお知らせいたしますので、何卒ご確認のほどよろしくお願いします。

flec-juku.com

当塾では、各教室の換気をこまめに行います。

また、生徒様にて発熱、連続する咳などが見られた場合は、ご帰宅いただく場合がございますのでご了承ください。

発熱等の症状が見られる場合は、無理をして通塾せず、休塾等のご対応をお願いします。

不可抗力への耐性

 

久しぶりの投稿。

長年、事業をしていると不可抗力に対して耐性ができる。

自分の力ではどうしようもないこと

職員に任せて結果を受け止めること

起きていることを受け止めて、意識を次に向けていく。

そんな感覚を持てたのは大きいと思う。

 

しかし、それが「あきらめ」になってはいけない。

改善する余地があるならば、しっかりと改善することが重要。

自分がベテランの境地に達したことを自覚しつつ、

前向きにいきたいものだ。

 

 

夏期講習を通して感じたこと

夏期講習も今週で終了。

毎年のことながら早いなぁと思う。

生徒および講師陣は完全燃焼できたかどうかは個々に振り返り、9月以降の活動につなげてもらいたい。

もし不完全燃焼に終わってしまった人は、1日の過ごし方を改めるべきだろう。

半年や1年の計画を立てても遂行できないのであるならば、

一日もしくは半日の「TO DOリスト」を作るべきだろう。

その瞬間を大事にする

数分の積み上げが1日を作り、1日の積み上げが人生を作っていくもの

それを強く感じた夏でした。

 

匂いで学習を前向きにできるのか

来週から夏期講習が始まる。

この数ヶ月で受験生が多く入塾してきたので、それなりに気合が入っている。

受験は最後は自分次第であり、どれだけ勉強したか「量」で決まる。

当塾としては気持ちよく勉強してもらえる環境を作ることが大事だと考えている。

 

先日、「匂い」を専門とする会社さんから「集中力を高める匂い」の提案を受けた。

アロマオイルを教室に拡散することで、集中力を高めるという商品だ。

いろいろ興味深いデータ見せてもらったので、この夏に試してみることにした。

リラックスできる、集中が高まる匂い。

香りには前向きになる効果もあると聞いている。

教育業界もいろいろとツールが出てきたが、何事も試してみたいと思う。

 

比較検討できるように月、火、水のみ集中力が高まるアロマを香らせます。

興味のある人は、香りに来てみてください。

小規模でフラットな組織で必要なこと

小規模でフラットな組織では、状況報告だけで仕事は完結しない。

 

「今日、こんな問題がありました」

「よし、じゃあ一緒に対策を考えよう!」

 

このようなプロセスは小規模でフラットな組織では非効率で、

 

「今日、こんな問題が発生したため、このように対応したいと思います」

「了解した。〇〇を気をつけて実行してくれ」

 

が望ましい。

 

事態を知っているものが対応策をまずは考えるのが望ましい。

そのためにリーダーとしては

 

・とにかく対応策を自分で考えさせる。

・失敗しても責めない。責任はリーダーが取る。

・作業量が無駄に増える非効率な改善策は修正を促す。

 

ことだ大事になってくるだろう。

 

最後は自分一人の戦い

新規に入塾を検討される体験生がポツポツと増えてきた。

当塾は新学年に向けて、特別に折り込みチラシを入れるなど派手な広告を打たない。

そんな時間があるなら既存の生徒の指導に力を入れたいからだ。

自分達の塾が何を重視しているのかは、講師間でしっかりと共有していく必要がある。

わかっているつもりでも、日々の意識が行動を決めるため、

その継続は簡単なことではない。

・時間を大事にする。

・健康に気をつける。

誰もがその重要性を知っていても、そのための行動は続かない。

それは意識が甘いからだ。

日々、継続できる意識が必要となる。

学習指導の場で必要な意識は

 

「この生徒が自分一人で解けるようになるのか」

 

だと思っている。

わかりやすい図を書いて説明して、わかった気にさせても本番で一人で解けない。

解きやすい解法を教えても、少し題意を変えられると解法を微修正できない。

そんな指導は不完全だ。

とにかく生徒に悩ませ、考えさせること、そして考えたこと、悩んだことを褒めることも大事だ。

 

何事も最後は自分一人の戦いになる。

中学、高校生にもなって親がべったりと学習管理をしているのなら、

「一人の戦い」という貴重な経験を奪っていることになる。