ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

1秒1秒が真剣勝負

最近、同年代の学習塾を経営している人達と会う機会が増えている。

異業種から始めた人もいれば、大手の塾から独立した人など背景は様々だ。

そして、多くの経営者がITを活用している。

動画を活用したり、

ゲーム性の高いタブレット教材を導入したりして、

いろいろ勉強になる。

フレック学習塾はどうやねん。ということになるが、

うちはITの活用は皆無だ。

 

別に私がITに疎いというわけでも、嫌いというわけでもないが、

優先順位としては、やはり講師の質だ。

当塾は、その場その場で質問を受けて、答えるパターンなので、

今日の学校の授業で分からなかったことや、

数ヶ月後の試験に向けて学習計画を個別に立てたりするなど、

ひとりひとり対応が違う。

そのため、あらかじめ準備することは難しい。

 

その結果、講師の事前準備はゼロだ。

言い換えると事前準備をしないと対応できない講師は、当塾には不向きとも言える。

生徒の質問を聞いて、答えるだけでなく、

その場で何がわかっていないのか、

理解するためにはどのような問題を解くべきなのか、

を瞬時に判断して、示してあげることが必要だ。

生徒ひとりひとり、学習進度や性格も違うので、これは難しい作業だ。

 

私は講師には「授業その時」を大事にして欲しいと思う。

まぁ、とても当たり前なのだが、

授業準備や報告書などはいらないから、

とにかく授業そのものに集中して欲しい。ということだ。

授業は生ライブであり、1秒1秒が真剣勝負なのだ。