ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

塾講師の仕事

入試や定期テストが終わり、新規の入塾を検討する体験生が増えてきた。

広告など一切出していないので、看板を見てくれたり、

口コミで来ていただけるのはありがたいことだ。

目の前の生徒の指導に全力を注ぐことが最大の集客になる。

これは開業してから一貫している考えで、西ケ原教室の教室長とも共有している。

 

しかし、この全力というのが案外難しい。

生徒によって、何が最適な指導なのか、しっかりと見極めなければならない。

例えば、保護者の方から「もっと勉強するように言ってください」と言われたとする。

そして、その通り生徒に「もっと勉強するように」と言ったとしても効果はないだろう。

学習計画を立てても一週間も持たないだろう。

第一、勉強しなさいと言われて勉強する生徒は少数だ。

 

勉強習慣がない生徒には、とにかく「解ける」「わかる」喜びを感じてもらうことが重要であると考えている。

誰だって謎が解けたら嬉しいはずだ。

全く解けなかった数学の問題を一人で解けるようになったり、

難解な物理の原理を理解できたなら、

これまでの人生で少ない種類の感動を覚えるだろう。

「そういうことか!」と自然と言葉が出てくるのはその所以である。

 

それが講師の仕事なのだ。