小さな光が生徒の未来を輝かせる
最近、読書量が増えてきた。
ミステリー、ノンフィクション、ホラー、純文学、ビジネスなどなど
特に分野にこだわることなく、
アマゾンで高評価の書籍を乱読している。
そのことを妻に言うと
「それは良い本にめぐり会えているからだね」と言われ、なるほどと思った。
やはり何事もポジティブな面がないと続かない。
自分の人生を振り返った時、
カウチサーフ(外国人旅行者を無料で自宅に泊めるボランティア)を利用していた時が
一番、英語を勉強した。
自分で事業をするようになってから、日曜日の夜が憂鬱ではなくなった。
勉強も同じことだろう。
私の塾には、どちらかというと勉強なんてしたくないという生徒が多い。
そのため、前向きに勉強をしようとする動機付けが必要だ。
小テストを頑張った生徒をほめたり、
難しい説明を理解した時に一緒にやったなという顔をしたり、
とにかくポジティブにならなくてはならない。
講師側は、自分が歩んできた勉強生活や勉強方法に拘泥してしまうことがある。
大事なことは生徒の立場に立って考えることだ。
化学のモル計算が単なる個数の計算、割合の計算だと言い切るのは簡単だ。
割合の概念をなんとなくやり過ごしてきた生徒にとって、化学の計算問題はしんどい。
生徒が完璧に理解するまで何度も根本から話し、問題演習を繰り返す。
「あっ、なるほど。わかった」という輝きが全てだ。
その小さな光が生徒の未来を輝かせると信じている。
生徒達の光を絶やしてはいけない。