ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

入試シーズン

いよいよ入試シーズンが来た。

学習塾として、最も気合が入る。

また、各校の入試問題(特に国語)を見て、なるほど、こんな生徒が欲しいのか、

と邪推するのも楽しみの一つだ。

 

先日のセンター試験では、失敗した生徒も大成功した生徒もいた。

 

失敗した生徒は、人生の教訓となるべき貴重な経験をしたと思う。

しっかりと胸に刻んで、残りの試験、これからの将来の糧にして欲しい。

 

成功した生徒は、驕ることなくするべきことを続けて欲しい。

満足した時点で人間の成長は止まる。

 

続けた者だけが見える景色がある。

 

 

時間講師(理系)を募集しています。文京区三田線

来年度に向けて、新たに時間講師を募集しております。

原則、正社員講師のサポートをしていただきます。

当塾は、数学、物理、化学で受験する高校生や

中高一貫校の生徒が多く、高校数学や物理、化学の質問が多いです。

生徒と一緒に問題を考え、「わかった!」を導くのは、

とても楽しいですよ♪

無理な生徒勧誘をしていないため、

素直で熱心に勉強する生徒さんが多いのも特徴です。

 

正社員登用もありますので、

塾講師、塾運営に興味がある方もお待ちしています。

大学生の方も応募可能です。

 

月曜日から土曜日17時〜22時の間で、時間・曜日応相談

時給:1,500円 昇給あり

交通費支給

場所:都営三田線千石駅徒歩2分(千石教室)、南北線西ヶ原駅徒歩3分(西ヶ原教室)

 

ご興味ある方は、こちらからご連絡ください。

純粋に勉強できるという幸せ

先日、ふと思ったのは、

この歳で、勉強できるって幸せ

ということ。

 

私の塾では、

時折、即答できないような難しい質問してくる生徒がいる。

理科・社会は、インターネットや辞典などを使って、

答えだけなら、すぐわかる。

しかし、生徒たちに必要なのは、その根拠や背景、理論だ。

それを理解したうえで、わかりやすく説明する必要がある。

これは結構、勉強になるし、そうだったんだと今更、感動することもある。

 

数学などはできる限り、生徒と一緒に解くようにしている。

思考プロセスを共有したいからだ。

問題文の条件や式の変形を一緒にすることで、

「あっ、ひらめいた」「ここがポイントや!」

みたいな感動を一緒に味わうことが大事だから。

そして、中盤からは生徒に解かせて、解ける喜びは生徒に渡すことにしている。

 

先日、面積比の問題が解けないと質問を受けた。

途中まで私が、相似や合同を用いて、各辺の比を導いていたら、

途中から生徒が、解法の流れに気づき(私より先に)、

正解にたどり着いたことがあった。

生徒はとても嬉しそうな顔をしていたが、

私も同じくらいに嬉しかった。

 

この歳になって、中高生と数学や物理の難問を解きあえるなんて、

とても幸せなことだと思った。

積み重ねと向上心

生徒の成績を上げるためには、結構な労力が必要だ。

ただ、問題を解かせたり、解説をするだけでは学力は定着しない。

理解すべき問題をどんどん与えても消化しきれないし、

モチベーションも下がってしまう。

部活との両立で眠そうな生徒もいる。

そういう状況のなかで、成績を上げていけるか、

これは講師の眼力に関わっていくる。

 

「あっ、この問題はこの生徒にとっては、めっちゃ大事!」

と思ったら、とことん解説をする。

理解を定着させるために、関連問題を日を空けて解いてもらうことにしている。

 

学習塾のサービスは、保護者からは密室で見えづらいものだと思う。

そういう意味では、成績と生徒の勉強に対する態度などからその質を判断されることになる。

一時的にはいくらでも手を抜けるかもしれない。

しかし、それはすぐに評判となり、回復不能な事態となる。

そう、学習と同じように積み重ねと向上心が必要なのだ。

そして、そこに面白味がある。

 

その先の答え

この1ヶ月は様々なことが起きた。

事業を続けていくためには、

起きたことを迅速かつ的確に対処していかなくてはならない。

悲観することは、何も解決してくれないので、無意味だ。

事に対して真摯に向き合うことで、

原点に立ち戻ったり、スタッフとの距離が近づいたりと

中期的にはプラスに働くことが多い。

 

事が起こらない組織は腐敗していく。

課題が発生しないサービスは市場から弾かれる。

事業を続けていくためには、前向きに向き合う事がとても大事なのだ。

 

なので、目の前の難問に及び腰になったり、

将来に対するを選択を放棄するような言動をする生徒を見ると

心の底から心配になる。

 

「そんな考え方では、将来生きていけないよ」

こういう結論だけの言葉は子供達には無意味だ。

大事なことは一緒にその課題に対して向き合ってあげること。

 

難しい問題には、ヒントを与えたり、

選択するにあたり、必要は知識を教えたりと、

とにかく向き合ってもらい、悩み学んでもらうこと。

 

その先に必ず答えがある。

 

 

 

小さな光が生徒の未来を輝かせる

最近、読書量が増えてきた。

ミステリー、ノンフィクション、ホラー、純文学、ビジネスなどなど

特に分野にこだわることなく、

アマゾンで高評価の書籍を乱読している。

 

そのことを妻に言うと

「それは良い本にめぐり会えているからだね」と言われ、なるほどと思った。

やはり何事もポジティブな面がないと続かない。

 

自分の人生を振り返った時、

カウチサーフ(外国人旅行者を無料で自宅に泊めるボランティア)を利用していた時が

一番、英語を勉強した。

自分で事業をするようになってから、日曜日の夜が憂鬱ではなくなった。

 

勉強も同じことだろう。

私の塾には、どちらかというと勉強なんてしたくないという生徒が多い。

そのため、前向きに勉強をしようとする動機付けが必要だ。

小テストを頑張った生徒をほめたり、

難しい説明を理解した時に一緒にやったなという顔をしたり、

とにかくポジティブにならなくてはならない。

 

講師側は、自分が歩んできた勉強生活や勉強方法に拘泥してしまうことがある。

大事なことは生徒の立場に立って考えることだ。

化学のモル計算が単なる個数の計算、割合の計算だと言い切るのは簡単だ。

割合の概念をなんとなくやり過ごしてきた生徒にとって、化学の計算問題はしんどい。

生徒が完璧に理解するまで何度も根本から話し、問題演習を繰り返す。

「あっ、なるほど。わかった」という輝きが全てだ。

その小さな光が生徒の未来を輝かせると信じている。

生徒達の光を絶やしてはいけない。

 

 

 

 

講師の質を上げていくこと

講師の質を向上し続けるために必要なことは

  1. 講師が体力的にも精神的にも余裕を持って授業ができる。
  2. 自分の指導に改善の余地があることを常に認識している。

だと思う。

 

まず、講師に余裕がないと授業に活気がなく、つまらない。

学習塾は学校よりも密度の濃い授業が求められているので、

講師はかなりの気概を持って授業に臨む必要がある。

巻き戻しは許されない。1秒1秒が真剣勝負でなくてはならない。

 

レック学習塾では、45分と長めの休憩を取ってもらうことにした。

また、休憩中に教室にいると気分転換ができないと考え、

Quoカードを渡し、近くにファミレス等で一服してもらうようにしている。

この制度導入してから、なんとなく講師に余裕が生まれ、

意識が自分だけでなく、外にも向いてきた印象がある。

 

また、講師は自分が勉強してきた方法に絶対的な自信があり、

それを高らかに語り、授業に反映しがちだ。

しかし、講師がしてきたような学習方法がどの生徒に合うわけもなく、

何よりも生徒が積極的に勉強をする気持ちがあるわけでもないことを認識しなければならない。

説明の方法も生徒にヒットする時と、ヒットしない時がある。

自分の指導方法には、まだまだ改善の余地があることを素直に認め、

常に改善していくことが大事だ。

 

この点については、なかなか自分自身ではわからないと思うので、

私の方から指摘することにした。

これまでは経験豊富な講師の自主性に任せていたが、

第三者である私が客観的な視点から意見を言うことは大事であると認識するに至った。

なので、これからはどんどんと意見を言おうと思う。

それを聞いて、各講師がどのように対応をしていくかは見守っていくつもりだ。

 

自分自身も塾経営、指導方法について改善の余地が常にあると考え、

改善していきたいと思う。