子供たちの可能性を広げるのが周りの大人の役目
怒涛の夏期講習の前半が終了しました。
生徒数が30名を超え、いろんなキャラの生徒がいて、毎日楽しくやっております。
この時期の受験生(中学3年生)は、
学校の三者面談で志望校を伝えることを要求されます。
みんな暑い中、学校説明会に行き、志望校を決めていきます。
当然ですが、なかなか決めきれない生徒もいるわけです。
そんな生徒は、先生や親からガミガミと怒られるわけですが、
周りがいうほど、簡単に決められないのが現実でしょう。
夏休み前まで部活一色だった生徒が、
いきなり「どこの高校行くんだ?」と言われてもピンと来ないでしょう。
成績も勉強次第では、どんどん上がる(下がる)時なのに現時点で決めてしまうのに何の意味があるのでしょうか。
大人は自らの気持ちの整理と準備のために子供たちに早めの決断を促します。
しかし、時にはそれが子供たちの可能性を狭めていることを認識すべきでしょう。
私は高校受験の直前で公立高校から私立専願へ切り替えました。
それはいろいろな情報をもとに自分で調べ、考えた結果です。
自ら決断をしたという経験が自分の人格形成に大きく寄与したことは言うまでもありません。
大人でも決断が鈍るときがあります。
そんな時、大人は多くの人に相談するでしょう。
しかし、中学生はなかなか周りに相談できる人がいません。
自分の感覚や感情を受け止めてくれる人がいません。
子供達の可能性を広げることが周りの大人の役目だと思います。