ニコカテぶろぐ

感性を信じる学習塾経営者のつぶやき

文京区千石、北区西ケ原にて小学生、中学生、高校生を対象とした学習塾を運営しています。

盛り上がることなく過ごすこと

先日、理系姉妹が合格報告に来てくれた。

双方とも国立大学に無事に合格したとのことで、嬉しい限りだ。

この2人は、いろいろな質問してくれる生徒だったので、とても面白かった。

 

2人の受験生活の感想を聞いてみたら

「1年通して、特に気持ちの変わりはなかった。センター試験の時もこれがセンター試験かぁという感じでした」

 

いや〜、いいね。その感覚、淡々としていて。

 

仕事でもそうなんだが、一時的に盛り上がり後退していく人を何人も見てきた。

最初は盛り上がっているのだが、要所で盛り下がってくるパターンだ。

周りを巻き込むだけ巻き込んで、踏ん張れないのは困る。

 

当塾の生徒にも試験前だけ勉強に身が入る生徒がいる。

その気持もわかるし、もちろん試験は大事だ。

でも、試験後にぱぁーと遊んで、ぱぁーと忘れるのは勿体無い。

 

試験に前も後もない。

日々、勉強をつづけるなかで定期試験があるだけだ。

自分のこれまでの勉強の成果を確認し、次につなげていく機会の一つだ。

そう考えると、定期試験前よりも定期試験後の勉強が重要といえる。

 

有名大学に合格する生徒は、上記のことを当たり前のようにしている。

そして、社会に出ても周りに振り回されることなく(振り回すことなく)、

淡々とやるべきことをして、ステップアップしていくのだ。

 

人は自分を律して、何かを得ていく。

 

姉妹の話を聞いて、そんなことを思った。