盛り上がることなく過ごすこと
先日、理系姉妹が合格報告に来てくれた。
双方とも国立大学に無事に合格したとのことで、嬉しい限りだ。
この2人は、いろいろな質問してくれる生徒だったので、とても面白かった。
2人の受験生活の感想を聞いてみたら
「1年通して、特に気持ちの変わりはなかった。センター試験の時もこれがセンター試験かぁという感じでした」
いや〜、いいね。その感覚、淡々としていて。
仕事でもそうなんだが、一時的に盛り上がり後退していく人を何人も見てきた。
最初は盛り上がっているのだが、要所で盛り下がってくるパターンだ。
周りを巻き込むだけ巻き込んで、踏ん張れないのは困る。
当塾の生徒にも試験前だけ勉強に身が入る生徒がいる。
その気持もわかるし、もちろん試験は大事だ。
でも、試験後にぱぁーと遊んで、ぱぁーと忘れるのは勿体無い。
試験に前も後もない。
日々、勉強をつづけるなかで定期試験があるだけだ。
自分のこれまでの勉強の成果を確認し、次につなげていく機会の一つだ。
そう考えると、定期試験前よりも定期試験後の勉強が重要といえる。
有名大学に合格する生徒は、上記のことを当たり前のようにしている。
そして、社会に出ても周りに振り回されることなく(振り回すことなく)、
淡々とやるべきことをして、ステップアップしていくのだ。
人は自分を律して、何かを得ていく。
姉妹の話を聞いて、そんなことを思った。